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鏡開き

鏡開き

口内では、鏡開きの行事を「ながら迎え」と言い、山での作業開始の目安にし、ヘイソク、年縄、お米、鏡餅を削った断片を供えて拝んでから伐採をしました。

また、神社で、大きく作った二枚重ねの鏡餅と四斗入りの酒樽を、年越しにご神前に供えて拝みました。

年が明けて、一月十一日に、酒樽の鏡板を割って、お神酒を汲んで飲み、祝いました。

汲む時に覗くと、酒面に自分の顔が写るので、鏡の様だという事です。 さらに鏡餅を料理して祝って食べました。

以上のような行事を鏡開きと言っていました。

「古代の農村行事」昆野栄五郎著より

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